いっちゃん、という友人がいます。

ある日の待ち合わせ場所に、真っ黄色だったか、真っ赤だったか、鮮やかな色のコートを着て現れたことがありました。


「原色着てるの珍しいね」と言ったら

「うん。何だか急に派手なものが着たくなって。
お父さんに見せたら、○○子、チューリップみたいだね、って。」
「たぶん似合ってたら、似合うねって、ほめてくれる人だから、似合わないって思ってるのはわかるんだけど、絶対そんなふうに言わないだよね、うちのお父さんは。」

とニコニコ笑っているいっちゃんも、いっちゃんのお父さんも、なんだか、いいなぁ、好きだなぁと思いました。

パーソナルカラーのレッスンのとき
「そんな色恥ずかしくて着られない」
と困り顔で言われることがあります。

好きじゃないから着たくない、というなら仕方ないですが…。

確かに、その色のジャケットなら、「バブルかよ!」とつっこみを入れたくなるかも。
でも、差し色として使うのであれば、着られないほど恥ずかしいことはないはず。
まして、診断した結果似合う色なのですから。

似合わなくても堂々と着られる人と、似合っていても恥ずかしくて着られない人

その差って、一体どこからくるのでしょうか?

性格の違い?

もちろん、それもあるでしょう。
でも、これまで生きている中で作られた思い込みによるところが大きいのです。

[そんなの着たら何て言われるだろう]
[人から嫌われてしまうかもしれない]

私たちは幼い頃から、“人に迷惑をかけちゃいけません”と言われて育ちます。
公共の場でのマナーに関しては、有効なのですが、もしもこの教えが
<迷惑=人に嫌な思いをさせること>
と脳内変換されているとしたら…。

何にもできなくなっちゃいます。

そもそも、生きている限り、誰にも迷惑をかけないなんて、不可能なこと。

世の中には色んな人がいて、価値観も違います。
自分を本当に大事に思ってくれている人以外の、ネガティブな反応を気にしていたら、自分らしく輝くことなんて一生できません。

そんなのもったいない。

おしゃれが楽しくない、マンネリをなんとかしたい、と感じているのならなおさら。
これまで恥ずかしいと避けてきたことこそ、試す価値は絶対にあるはずなのです。

すこしぐらい失敗したとしても
「チューリップみたいだね」
と受け止めてくれる人は必ずいます。

私もその一人です。

大丈夫ですよ。

咲かせましょ、自分の花を。

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